日記とか感想とかいろいろ
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二回目の国立新美術館はハプスブルグ展
今回は昼間行ったのでまずは3Fのポールボキューズにまっしぐら
開店20分たってないと思うんですがお得な限定ランチは既に売り切れ。まあプリフィクスランチの方が選択の幅が多いからいいわと思う事にする。こちらは前菜、メイン料理、デザートから一品選ぶ形式(+パン)
飲み物とバターは別料金。料理は食べたいのは追加料金だったりするがついついそっちを頼んじゃう
仏式セッティングなのにカテラリーが英国仕様の日本製だったりおしぼりがでないというのが唯一な残念な点だったけど料理はうま~でございました。ついついパン食べすぎたさ(笑)
私はとっととレストランに直行したからすぐ入れたけど、その後長蛇の列
みんなランチコースでこれがまた優雅にでるので回転率悪いからいかに迅速に動くかが鍵ね(笑)
腹ごなしが終わったとこでゆっくり展示ブースへ
音声ガイド借りたんですが、片耳にはさむのに変わってた。トランシーバー型よか手は楽なんだけど、これ一回はずれちゃうとはめるの大変
それと、これ今回一つの解説が長すぎ…隣接する作品でそれで聞きながらだとなかなかそこから動かない→滞留の元となるので混んでる時の事も少し考えて欲しいかな
今回の展示は絵画が主。肖像画とかにため息つきつつ…
宗教画が多いのはやっぱり時代でしょうか?生首が描かれてたりちょっとそのあたりは不気味
これをお貴族様はどこに飾っていたんだろうか…なんて思いつつ
もし今タイムマシンがあったらこの肖像画と実際の差がどのぐらいだったのか見てみたい
一番好みだったのはやっぱり絵ではなく工芸品でシャーベット入れ
王族全員の肖像画が彫りこまれているなんてまあなんておしゃれ~もといさすがでございました
博物館ではないのですが、カテ的には似たようなものなので
すぐ下の記事の三菱一号館のお向かい
元々は昭和9年竣工で現在は重要文化財に指定されている建物。平成13年にリニューアルして現在は30階建ての明治安田生命ビルと融合して丸の内マイプラザを形成。
1階のショップを見ようと入ったら土日はここの一般公開(無料)をしているということなので行ってみた
公開しているのは1階と2階の部分。
歴史を感じさせるエレベーターで2階受付に行くとパンフと見学者である旨のバッジ(退館時返却)をもらって内部へ。吹き抜けの脇にある資料室や会議室、食堂、応接室なんかが見学できます。
三菱一号館もすごかったんですが、こちらは歴史を経てるなといのがあちこちに…例えばドアの金具とか…でもそういうとこが重厚さをだしています
うん、こういう重厚さは歴史を経てないと絶対にでないよね
当時から既に空調設備が完備されててメモリがついてたり…食堂には食事を搬入するための専用エレベーターがあったり…家具なんかも木のぬくもりってやっぱりいいね~と思うのです
しかしながら応接室の調度品とか豪華…今の企業じゃなかなかこうはいかないですよね
1階は平日は現在もお客様ご相談センターとして現役。吹き抜けから下を見ると古い中に近代的なPCデスクが並べられているのがなかなかの眺め。土日公開するというのもあって書類とか一切置いてありません。これ…なかなかすごい事だよね
ロビーの長椅子なんかも座り心地いいんだよ、これが
近代的なオフィスもいいけれどこういう歴史を感じるオフィスというのもいいなと再認識させられたのでした
丸の内における最初のオフィスビルとして明治27年に建設され、昭和43年に取り壊された三菱一号館を可能な限り忠実に復元した美術館。商業施設である丸の内ブリックスクエアに併設されておりまして9/3にOPENしたばかり
最先端の高層ビルであるブリックスクエアとの融合がいいんですよ
この二つの間には中庭がありましてこれがまたいい味だしてるんだ。東京駅の目と鼻の先である事を一瞬忘れてしまうレトロ感。美術館の窓からここを見るとロンドンにでも行ったようです
さて、この三菱一号館。19世紀の近代美術を中心とする美術館として正式に開館するのは来年からなのですが、お披露目的に企画展
一丁倫敦と呼ばれた丸の内地区の歴史や当時の資料、また復元作業についてを展示。作業に携わった方々の写真展もあるんですが皆さん誇らしげな顔をされているのが印象的です
展示資料も興味深いのですが、なんといっても建物を見るのが今回のメイン
エレベーターで最上階である3階まで上がってから下へ降りながら閲覧していくパターン。←ちなみにエレベーターは最新式
新築なので積み重ねた歴史感というよりは新しいな~という感じはあるけれど建設当時はこんな感じだったんだろうな…とタイムスリップ感覚で見るとよりよいかも
オフィスビルベースなので小部屋に分かれているのもポイント。順路がなかったら完全に迷います(笑)
そうそう天井も見てください。3階のどこかの部屋だったと思うんですが、ガラス張りにして当時木で組んだ屋根裏部分を見られるようになっています。また3階から2階へつづく階段の手すりで色が違う部分があるんですが、実はそれ当時のオリジナルを使っているという事で見比べるのも面白いです
無料部分には歴史史料室やショップ、カフェがあるのでここだけ利用するのもいいかも
特にカフェは当時の銀行営業室だった場所だそうなので今度行く時は絶対行くんだ~と誓った私でした
雰囲気的には三井記念美術館かな。銀行ベースだし…あちらは日本橋(八重洲側)地区再開発で三井で日本美術中心。こちらは丸の内地区再開発で三菱で近代美術中心と東京駅をはさんで二大勢力?難しいとは思うけれどコラボ企画とかしたら面白いのにな…なんて思いつつ
・サントリー美術館 ─美しきアジアの玉手箱 シアトル美術館所蔵 日本・東洋美術名品店─
1961年に丸の内に開館し、赤坂見附を経て2007年から東京ミッドタウンに移転。近くの国立新美術館に合わせたのか火曜定休。
2階構成のフロアで3階から入場してすぐエレベーターで4階に上がっていくという形式。なんでも床は酒樽の廃材を再利用しているんだとか…場所柄もあって綺麗な美術館です。けど靴考えないと足音響いてやや困る(苦笑)
ちなみに6階には茶室があるそうで隔週木曜には気軽に参加できそうなお茶席もあるんだとか…平日なのでなかなか遭遇できないのが残念
昼前に着いたのでまずは腹ごしらえ。ミッドタウンは飲食店もたくさんあるので悩みます。
土日祝日のお昼~おやつ時は混むんですがセールも終わったお盆開けの月曜なせいか人もまばらでセレクト自由(^.^)
横のリッツ1Fのフードコートも悩んだんですがここ来たら美術館併設のカフェである不室屋に。金沢の老舗が運営しているカフェでお昼は数量限定のふやき御汁弁当。お麩メインなので実にヘルシー。お茶つけるとついてくる麩のお菓子がこれまた美味。開催中の展示会の図録が自由に閲覧できるようになっているので予習したり…
かくして美術館に。シアトル美術館が所蔵する日本・中国・その他アジアの名品が展示
日本のは戦後に収集されたもののようです。で、音声ガイド聞いてたらやたらと元々は1つの巻物だったのを分割したうちの一つだの三枚セットのうちの一枚で、今回日本に残っているのと一緒にコラボ展示(でもまだ欠品多数)みたいなのばかり
某少女漫画で国政のために名画を切り売りする話ってのがありましたが、当時の貴族とか名家が食べていくために泣く泣く切り売りしたんじゃなかろうかと思ったり…まあ、売る側にしてみたらバラ売りにした方が儲けでたんだろうけど。前に大英博物館ででかすぎるので、運べるサイズにカットしたってのを聞いてなんじゃそれ…と思ったんですがそれに通じるものを感じてしまいましたよ(苦笑)
けど、美術品に関しては名品ですので見る価値大いにあります。
ぐるっとパスだと企画展100円割引だけなので金券ショップでチケ購入
お金だしても行きたかったのがラリック展。場所は黒川紀章氏建築の国立新美術館
通常は18時までなんですが企画展に関して金曜日は20時まで開館しているというので仕事帰りに行ってみた
客層はみんな似たような感じ。乃木坂駅直結なんですが地上にでるまでなかなか距離ありますのでエレベーター使ったら便利かも
ちなみに美術関係は月曜休みですがここと近くのサントリー美術館は火曜休みなのでお気をつけを
で、ラリック展。全部で235点。実にみごたえがあります
この人というとガラスなんだけど、一部はアクセサリー群。あれれ?と思ったら最初はガラス関係ないジュエリーデザイナーだったのね。実物と一緒にデザイン画も展示されているのがまた面白い
で、このジュエリーがまた素晴らしいんだわ~夢だわね
妻子ある身ながら運命の女性に出会っちゃってすったもんだの末に彼女と結ばれたようですが、デザインのモデルが彼女だったりとか…でもってその彼女の死後ジュエリーからガラスに移行すると…なんか時代を感じますね
で、ガラス製品に移行しての名品がまたずらり。芸が細かい
香水瓶がまた綺麗でね…たかがガラス、されどガラス…いや、そんな感じ
すごいなと思ったのがカーマスコット。高級車のボンネットの上に飾ってあるあれです
通常、カーマスコットといえば金属製で車種を象徴するものだったのを彼はオーナーの好みでどんな車にでも取り付けできるようにしたんだとか…いや~すごい。だって私だったら万が一すっちゃったりして傷つけちゃったらと思うと怖くて運転できねぇ~いや、金持ちはすごい(笑)
何かの参考になるかな…と、思わず図録買っちゃいましたよ
ところで、数日前の地震の時にはビビったんじゃなかろうか…、そういう事も想定してしっかり展示しているんだろうけど、パリンといったらおしまいですから